言の葉ブログ(名言ブログ)

アクセスカウンタ

zoom RSS 「なぜカメはウサギを起こさなかったの?」

<<   作成日時 : 2005/12/01 17:22   >>

面白い ブログ気持玉 1 / トラックバック 0 / コメント 2

これは、小生が幼い頃に読んだ本の中の話。

ある日本人が中国に行った時のこと。
「勤勉」することの大事さを
わかりやすく子供達に説明するために、
「ウサギとカメ」の話をした。

話し終わった時に、不思議そうに、
こう聞く子がいたそうだ。
「どうしてカメさんは
 眠っているウサギさんを起こさなかったの?」

その日本人はその問いに
うまく答えられなかった、という話。


先の本では、結びとして、
「勤勉さ」という1つの価値観だけに凝り固まって、
「フェアな競争」というもっと大きな概念を
見落としてしまっていた日本人の島国根性を
皮肉ったものだ云々・・・というオチがついていた。

最初にこれを読んだときには、
今一つ納得できないところもあったのだが、
だんだん思い出すにつけ、
理解できるようになってきた。

カメは事前にウサギにいじめられていて、
勝とうと必死になっていたのだから・・・
という言い訳も、
素朴な子供の心には響かないだろう。
相手の不利な条件を見過ごしてまで勝つことの
「正義」がわからないからである。

そういえば
「アリとキリギリス」の話にも
同じような問題が潜んでいそうだ・・・

ま、
いずれにしても、
安易な例え話は控えた方がよろしいようで・・・


ぼくが狼だった頃―さかさま童話史
ぼくが狼だった頃―さかさま童話史 (文春文庫 て 1-2)

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ
気持玉数 : 1
面白い

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
この話、小学生か中学生の時だったかの、
全校生徒が集まった時、ある先生が話したものと同じです!
その先生は「中国は共産主義だから、考え方が違うんですね」と言われたような。
もう随分昔の話だし、当時は「へー、考え方が違うのか」としか思わなかったのですが、
本の作者、諭すものの価値観や意図するところを子供が感じ取って育つので、国によって捉え方も違いますよね。
異文化に触れることも大切ですね。
みーこ
2005/12/03 23:51
コメントありがとうございます。
おそらく競争を肯定するかしないか、ということを資本主義と共産主義の差というように、先生は捉えたのでしょう。
ただ、「正しい者が勝つ」ということを強調しすぎることは、「正義」の傲慢さにも繋がる危険性もあるんだよ、というように、理解の仕方に多面性を持たせることも大人としては大切な姿勢であると、小生は思います。
言の葉ブログ
2005/12/04 09:03

コメントする help

ニックネーム
本 文
「なぜカメはウサギを起こさなかったの?」 言の葉ブログ(名言ブログ)/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる