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<<   作成日時 : 2006/09/17 10:04   >>

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彼等にとって
イデオロギーというものは単なる道具なのだ。
自分じゃ思想だと思っている。
だからはっきりいえば、彼等には思想がないのだ。
その結果例えば論争が展開された場合に、
その論争というものが、
両方の人が持っている
いわゆるイデオロギーから出た論争なのである。
だからいつでも感情問題になって、
喧嘩になってしまう。


終戦連絡中央事務局参与として
日本国憲法成立などにも関与した、
白州次郎氏の言葉。

ここでの「彼等」とは、
「ある政治的なイデオロギーをもっている人々」
を指しており、
「政治家」のみを指すものではない。

さて、
今度の自由民主党総裁選挙の争点の一つは、
「憲法改正」であるそうだ。

しかし、あまり触れたくはない。

油断するとまるで
ブラックホールに吸い込まれていくように、
第9条だけの問題にすり替えられ、
軍備や海外派遣の是非だけの話になってしまう。

それではあまりにも、
端折り過ぎ、横着しすぎではないか。

戦後60年かかっても
一言一句変更されていない憲法。

それは
日本人がいまだに思いあぐね
心の葛藤が解決できていないことを
体現しているのではないか。

まだ時間が足りないのである。
決心がつかないのである。
拠り所が見つからないのだから。

文章を推敲する前に、
そもそもこの文章はどうする思想の礎の上に
築き上げたらよいものなのか、
心が揺れて落ち着かないまま、
鉛筆と消しゴムを前に考え込んでいるようなもの。

右とか左とか急進とか穏健とか
イデオロギー分けをしてあげましょうという
あらゆるお節介な連中が、
より事態を混乱させる。

これだけ平和という生活安定を手にしながら、
まだ
ゆっくり冷めた頭で
真面目に自分たちを律する憲法を
考えたことがないような我々。

政治や戦争の話はといえば、
決まって生酔いの上でのご託並べだ。
右、左と一通りの意見を並べてみて、
さあどれにしますか、という問いには、
答えられない。

説明するのが難しく面倒になってくると
やがて100%否定か肯定かの
罵り合い、傷の嘗め合いになってしまい、
終電の時間が近づいて、ジ・エンドだ。

私的なことばかりだけではない。

公共の電波や活字を用いるお歴々も
せめて、
雑な中傷合戦はもうやめるべきだろう。

最初の一手を指す前に
「心に静寂を来るのを待っている」羽生善治棋士のように
静かに身のある話を語り初めてもらえないだろうか。

道具を振り回し言い合うよりも
まずは同じ根っこにまで立ち戻って。
俯瞰し眺望してみては。

いずれにしろ、
道のりはまだ永いようだ。


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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
>説明するのが難しく面倒になってくると
K氏の論議の単純化は見事にある種の刷り込みに成功したかのようです。問題の根幹を歩きながらでも淡々と当たり前のように、しかも誰にも気兼ねせずに話せる風潮・・まだまだ遠いのでしょうか?
又三郎
2006/09/18 21:29
爆笑問題のTV番組で、「首相候補者は適性検査を受けたらよい」という意見がありましたが、いい発想だと思います。「選挙の争点」なんて端折ることなく、現時点で国が抱えている問題全てに関して各候補者の意見がわかれば、「選ぶ」ことの意味もあるのではないかと思うのですが・・・
言の葉ブログ
2006/09/19 09:59

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