言の葉ブログ(名言ブログ)

アクセスカウンタ

zoom RSS 多数と正義と民主主義

<<   作成日時 : 2010/01/31 09:25   >>

なるほど(納得、参考になった、ヘー) ブログ気持玉 1 / トラックバック 0 / コメント 0

正義の尺度は
声の多数ではない。


ドイツの詩人、劇作家である
フリードリヒ・フォン・シラーの言葉。

通常国会が開かれてから半月ばかり。
予想通り「政治とカネ」という、
相変わらずのお題で騒いでばかり。
やっとこさ今年度の第2次補正予算が
通った状況である。

本来予算に費やすべき時間が
政治家のカネの話で埋められてしまい、
時間が来たところで、ハイ多数決。

どうせ可決するのが見えているので、
野党にちょっと舞台への出演時間を
お膳立てしてあげてるようにしかみえない。

本来は、政府案について
野党だけでなく与党であっても
疑問点や問題点をつつきながら、
さらに良い案にしていって、
おおよそこれでよかろうと詰めた段階で
最後の最後に多数決というのが筋だろう。

しかし、どうも政府案が通るのが前提にあって、
あとはそれについてのイチャモンを
閣僚が口先で否定したり茶化したりして
手続きが終わるまで時を過ごしているようで、
何やら国民は
うまく誤魔化されているようにしか思えない。

何のことはない。
結局は官僚の作った予算案や法律案を
追認するだけの機関ではないか、国会は。

政権交代して
国会での官僚の発言が殆どなくなって、
さぞや密な議論になるかなと思えば、
政治家のヨタ話に成り下がって、
発言の中身よりも、野次や放言や
開き直りが報道のネタになっている。

議会制民主主義を、
政党や国会自身が踏みにじっているのだ

沖縄の米軍基地移転問題や
八ッ場ダムなどの公共工事問題、
そういう地方の問題も、
当事者意識の希薄な国会にもってくれば、
数票の地方の意見は希釈されてしまう。

結局は、官僚と閣僚の思うように
決まってしまうものなのだ。
委員会でちゃんとやってますと言ったって、
そこでも時間がくれば多数決だ。
与党が勝つことに決まっている。

「多数」と「正義」と「民主主義」は、
なぜか手を取り合って
この国を闊歩している。

しかしこの3つの比重は
些か「多数」にかかり過ぎではないか。

だから「多数」を確保するためだけに
血眼になっている人ばかりが
立法の府に集結するわけだ。

いくら数が集まっても、
その多数が同じだけ問題を共有し、
議論に参画し多角的に分析しながら、
結論を引き出すことに尽力しなければ、
それは単なる陣取りゲームでしかない。

政権交代といっても、
突然意見を異にする議員が
どこかから湧いてくるわけでもない。
ましてや彼ら彼女らが
同じレベルの志を持っているわけでもない。

やおら国民が立ち上がって、
政治勢力に量的な変化が起こっても、
なんにも質的な変化につながらないことに
国民も今度こそ本格的にガッカリし始めている。

民主主義が本当に最善のものかは
世界的にもまだ結論は出ていないが、
少なくともこの国では、
未だに有効には機能していない。

国民は民主主義ごっこを押し付けられ、
一度権威者側に立ってそのウソに気づいた者は、
その仕組みを墨守することに専念する。

なんと不毛で出口のないことか…

瀕死の民主主義に
処方箋はまだ残っているのだろうか…



ユーザレビュー:
核の傘あたりは床屋政 ...
民主党、悪くない、か ...
政権交代で変わったこ ...
amazon.co.jpで買う
Amazonアソシエイト by ウェブリブログ商品ポータルで情報を見る


テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ
気持玉数 : 1
なるほど(納得、参考になった、ヘー)

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(0件)

内 容 ニックネーム/日時

コメントする help

ニックネーム
本 文
多数と正義と民主主義 言の葉ブログ(名言ブログ)/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる