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zoom RSS ただ一人に聴かせるための音楽

<<   作成日時 : 2010/07/31 20:19   >>

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彼は何千人もの人に聴かせる様に弾くが、
私はただ一人の人に聴かせるために弾く


今年2010年に生誕200年を迎えた
ポーランド出身の作曲家、
フレデリック・ショパンの言葉。
ここで、彼とはフランツ・リストを指している。

ショパンは「ピアノの詩人」。
一方リストは「ピアノの魔術師」。

ちなみにリストは1911年生まれ。
来年はリストの生誕200年である。

2人は互いの才能を認め合った
生涯の親友であった。

しかし、2人の作風は対照的である。

リストは「超絶技巧練習曲」という名を
臆面もなく自作曲につけた。
実際、「指が6本ある」と言われる程の
超絶技巧の持ち主であり、
自己顕示欲の固まりのような印象を受ける。

ピアノがオーケストラを圧倒するような協奏曲。
「交響詩」というジャンルを確立し
オーケストラさえも操る派手な作風だった。

まさに「何千人もの人に聴かせる」音楽。

ショパンは「エチュード(練習曲) ●番」という
淡々とした名で、親しみやすい曲だが、
実は正確に弾くのが難しいという
奥ゆかしさとプロ意識がバランスした印象。

ピアノ協奏曲も二十歳頃に2曲だけ書いた。
オーケストラの曲には殆ど手を染めず
ひたすらピアノでの表現に拘った。

「ただ一人の人に聴かせるため」の音楽。
まさに言い得て妙かもしれない。

だからといって、
ショパンの音楽がか細く弱々しいわけではない。
「革命エチュード」のように心を強く揺り動かす
情熱的で力強いものも沢山ある。

でも、それでも
あくまで聴かせる相手は一人のように
思える音楽なのである。

「演説家」というよりは「語り部」なのだ。

さて、今のご時世、
コミュニケーション能力を磨けと喧しい。

しかし、いきなり
多くの人にわかってもらおうとしても
無理な話だ。

大きな声でなくとも、派手に訴えなくとも
まずは、ある一人に届けることが大事。

自分に合ったやり方があるはず。

そう思いながらショパンの曲に
あらためて耳を傾けてみよう。



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