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zoom RSS 生物多様性より前に論ずるべきこと

<<   作成日時 : 2010/09/18 18:58   >>

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進歩が生まれるのは、
多様性の中の選択からであって、
画一性を保持するからではない。


19世紀イギリスの評論家である、
ジョン・ラスキンの言葉。

生物多様性条約を結んだ国が集まる、
10回目の締約国会議「COP10」が
2010年10月11日から名古屋で開催される。

自分はCOP10の主旨を否定するわけではない。
多様な生物が生きる奇跡の星・地球を
維持していくための国際的な議論は
素晴らしいことである。

だが・・・大きな疑問がある。

その前にもっと論じるべきことが
あるように思う。

それは、「人類の多様性」の問題だ。

「生物」という大くくりな話をするよりも、
なぜ自分たちの多様性を
まず正視し、論じようとしないのか。

民族の多様性も、
政治体制の多様性も、
宗教の多様性も認めない国々が
「生物多様性」を論じるのは、
欺瞞であり、偽善であり、喜劇であろう。

生物多様性条約の目的は以下の3つだそうだ。

 1)地球上の多様な生物を
    その生息環境とともに保全すること
 2)生物資源を持続可能であるように
    利用すること
 3)遺伝資源の利用から生ずる利益を
    公正かつ衡平に配分すること

ならば、次のような人類多様性を目的とした
国際条約があっても良いではないか。

 1)地球上の多様な民族を
    その政治・経済・宗教等とともに
    他国に不利益を与えない限り保全すること
 2)人的資源を国籍によらず
    持続可能であるように利用すること
 3)人類の遺伝資源の利用から生ずる利益を
    公正かつ衡平に配分すること

人類が歴史の中で試行錯誤しながら
つくり出してきた様々な仕組み。

民主制、君主制、共和制・・・
市場経済、計画経済・・・
キリスト教、イスラム教、仏教・・・

その中でどれが他より優れているか、
まだ結論が出る段階ではないだろう。
そもそも思想・宗教のように
優劣を論じるべきではないものだってある。

しかし、
自分たちの仕組みが一番とばかりに
それを強要し押し付けようとする大国は
数々の失敗例があったにも関わらず
少しも懲りていない。

国際連合も
未だに第二次大戦の戦勝国の枠組みから
抜け出せていない。

三大文明から始まった文明発展の流れは、
ついにアジア、南米を経て
アフリカ大陸に至ろうとしている。

しかしそれは多様化を認めるよりも、
画一化を進める動きでしかないように見える。

まだ人類は
試行錯誤を止める段階ではない。
”戦争の世紀”であった20世紀の枠組で
満足すべきではない。

未完成の試作品を誤魔化しながら
使いこなそうという邪な考え方を
根本から見直してもいいのではないか。

幸い、この極東の国は
自他共に認めるガラパゴス的な位置だ。

いっそのこと
今までに人類がつくったことのない
新たな仕組みをつくっていく挑戦を
してみてもいいのではないだろうか。

そういう日本からの情報発信を
このCOP10を開催する機会に出来れば
その意義も深まるように思うのだが
いかがだろうか。



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