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zoom RSS 子どもの自殺は未来への呪い

<<   作成日時 : 2010/10/31 13:09   >>

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黙って泣く子供のすすり泣きは、
怒り狂った強い男のそれよりも、
もっと深い呪いである


イングランドの詩人、
エリザベス・ブラウニングの言葉。

それは、未来へ続く呪いであるからだ。

子供の自殺の報道はいつも哀しい。
それは言い訳を繕い、他者に責任転嫁し、
社会のせいにして知らん顔をする、
大人の醜い姿、人間の性(さが)を
みせられる切なさがあるからだ。

怒りよりは諦めに近いものがある。

ここで一旦、事実をみてみよう。

子供の自殺について調べてみると、
平成21年の19歳以下の自殺者数は565人。
人口10万人あたりの自殺者数は2.4人である。
原因は、健康問題と学校問題でほぼ半分を占める。
(警察庁の自殺統計より)

実は、別に最近増えているわけではない。
昭和50年代から比較するとむしろ減少傾向だ。
大体500〜600人で推移している。

もちろん、自殺ということが隠されている場合も
少なくはないだろうから、
実数はこの倍近くあるかも知れないが。

問題は、増えも減りもしていないという事実。
これは何もされず、放置されているということだ。

しかも悪いことに、
最近は”うつ”が過剰にクローズアップされて、
”病気の結果としての自殺”ととらえることで
さらに一般社会から遠ざけようとしているようで、
ますます当事者たちの孤立に拍車をかけている。

「頑張れ」「逃げるな」「強くなれ」
無責任な心ない言葉が事態を悪化させている。

よろしくない傾向だ。
死んでなお、鞭打つ非情さを
国も後押しするかのごとく、ではないか。

子どもの自殺が成人のそれよりも深刻なのは、
原因が明確な場合もそうでない場合も、
関係者がずっと不幸を意識的、無意識的に引きずり、
ついには社会の未来全体が呪われたものになることに
繋がりかねないからだ。

周りを思う子どもほど、
哀しみや苦しみを表に出さないものだ。
その優しさを未来に残せないのは
なんと大きな損失ではないか。

当人の弱さを非難するのは易しい。
その周りのものを責めるのも容易い。

しかし、そういう報道を一緒に見ている子ども達が、
今まさに同じ苦しみを味わっているかもしれない。
そのくらいの想像力はあってもいいのではないか。

自分の意志を伝えられる力をまだ持たない子どもに
”死”という手段しか与えられない私たちに
良い未来なんて保証されるわけはないのだ。

自ら死を選んだ小さな命の訴えを
まじめに紐解いてあげようとする者が増えない限り、
未来への呪いは解けることはないだろう。

まずは、”聴く耳”をもってあげようではないか。

「世の中に信じられる人間なんていない」という
最悪の教育を与える間違いを犯さないために。



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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
友川かずきのライブで聞いたのですが、彼の言葉「老人と子供達の笑顔がその国の本質の一つ」を思い出しました。
又三郎
2010/11/02 07:03
老人は自分の未来。子供は自分の過去。どちらも大切にすることが結局は自分に返ってくるのです。
言の葉ブログ
2010/11/02 22:42

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