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zoom RSS 沈黙が見直される時代

<<   作成日時 : 2010/12/28 09:19   >>

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沈黙は会話のなかの
一つの偉大な技術である。
自分の口を閉じるときを知る者は
馬鹿ではない


イギリスの随筆家、批評家である
ウィリアム・ハズリットの言葉。

今年は「沈黙」が見直された年である。

間髪を入れずに
時間を言葉で埋め尽くすことに
皆疲れてきたのではないだろうか。

売れっ子戦場カメラマンの
渡部陽一氏。
M-1グランプリ準優勝の
スリムクラブ

どちらも「沈黙」の使い方がうまい。

会話の流れが一瞬止まり、
「あれっ?」という戸惑いと共に
次に放たれる言葉を期待して
じっと耳をすます時間。

そして、やっと紡ぎ出された言葉を
じっくりと味わい楽しむ時間。

こういう時間を、
我々はだいぶ長い間
忘れていたのではないだろうか。

どんな短い間にも言葉をつぎ込み
相手の気を逸らさないようにすること。
しかし、それは言葉漬けで
相手を次第に麻痺させていくことと同じだ。
どんなにいい話でも
聴く側が疲れてしまっては心に響かない。

ラジオならともかく、
テレビは耳だけでなく映像を愉しむもの。
それがあまりに耳を酷使することで
いつか目まで疲れてくる。飽きてくる。

時折、CMなどで現れる沈黙に
ホッとすることがあるが、
それは何よりも
我々が本能的に求める「間」というものだ。

間断なき刺激が、無刺激と同じになるように、
何でも詰め込みたがる傾向は
視聴者をアパシーへと導いてしまった。

ちゃんとした「間」がないことを
「間抜け」という。
そういう間抜けがあまりに多過ぎた。

メリハリという言葉が好きなくせに
いつも張りつめて長時間働くことも
「間抜け」の一種だろう。

緊張と弛緩がバランスしてこそ、
いい考えも生まれようというものだ。

師走に走り回るのはいいが、
年末・年初にちゃんと休めるのだろうか?
自分の心を鎮め自分と語り合う時間を
持ってこその休みではないか。

ちょっと脱線した。閑話休題。

言葉漬けに慣れ過ぎると
無条件反射で会話をするようになる。
「打てば響く」と言えば聞こえはいいが、
当人は何も感じちゃいない。
これほど失礼な話もない。

相手の言葉をしっかりと聴き、
かみくだいて自分の頭で理解し
きちんと応答するには
時間がかかって当たり前だ。

そのための沈黙は、空虚なのではない。
濃密で充実した沈黙なのだ。
決して怖がることはない。

今年もあとわずか。

来年はさらに「沈黙」が見直されるだろう。
いや、そうあって欲しい。
言葉は沈黙があってこそ輝く。

来年も素晴らしい言葉に出会えますように。



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