言の葉ブログ(名言ブログ)

アクセスカウンタ

zoom RSS もっとロマンを。 〜 今更ながらの「ONE PIECE」讃

<<   作成日時 : 2011/06/05 10:37   >>

面白い ブログ気持玉 3 / トラックバック 0 / コメント 0

次ァ どんなロマンを追いかけようか

漫画『ONE PIECE』より
猿山連合軍最終園長で、
モンブラン・ノーランドの末裔である、
モンブラン・クリケットの言葉。

今更ながら、『ONE PIECE(ワンピース)』に
かなりハマっている。

ちょっと前までは、タイトルはよく耳にはするものの、
女性のファッション関係の漫画か? と
思っていたので、自分ながら大した進歩だ(笑)。

・・・というわけで、ただいまコミックを
第1巻から読んでいるわけであるが、
単なる子供向けの冒険ものと思っていたら
思わぬところで涙腺を刺激され、
40過ぎの男が号泣してしまう。
油断ならない。

さて、これ以降は
『ONE PIECE』がわかる人にだけの話。

自分はとりわけ「空島編」が好きで、

人が空想できる全ての出来事は、
起こりうる現実である

(by ウイリー・ガロン[架空人物らしい])

という言葉とともに落下してくる
大型船のエピソードから始まる。

空中に浮かぶ陸地という話は、
キャプテン・スカーレット』の空中基地(クラウドベース)、
宇宙戦艦ヤマト』での木星の浮遊大陸、
天空の城ラピュタ』のラピュタなど、
過去の作品にも例に事欠かないが、
海賊船の話に出てくるとは驚いた。

航海という概念に航空も取り入れた創造性と
それに現実性を与えようとする設定の巧みさ。
作者尾田栄一郎氏に脱帽である。

ストーリーに深みを与えているのは、
歴史へのロマンと人間の性との葛藤だ。

『うそつきノーランド』という絵本物語で、
祖先に嘘つきのレッテルを貼られたモンブラン・クリケット。
偶然漂着した物語の因縁の地「ジャヤ」で、
祖先が言い残した黄金郷を海底に探す。

そこに「空島」の地図を持つ”麦わらの一味”が登場したことで、
空島の存在を確かめようという彼らに自分の夢を託し、
突き上げる海流で彼らを空に見送るのだ。

"黄金郷"も"空島"も!!!
過去誰一人"無い"と証明できた奴ァいねェ!!!
バカげた理屈だと人は笑うだろうが結構じゃねェか!!
それでこそ!! "ロマン"だ!!!!

(これもモンブラン・クリケットの言葉)

この辺、伝説を伝説に終わらせず、都市トロイアを発見した
ハインリッヒ・シュリーマンを想起させるものがある。

空島では、最近の侵入者である能力者の支配があったが、
それ以前から先住民である空の住民(白海人)と
ジャヤの飛来によって現れた地上の民(青海人)との
400年にも渡る戦争の歴史があった。

元々誰のものでもなく、皆のものであるはずの土地。
それを我がものにしようとする闘いの愚かさは、
我々も現実の世界で大なり小なり感じていることであり
人間の性を浮き出させている。

人間の性のもう一面として、
伝統を墨守し進歩を排除しようとする古き戦士カルガラと
人間の進歩を納得させようとするモンブラン・ノーランドが
紆余曲折を経て刎頸の交わりを結ぶところも秀逸なのだが、
ここでは涙をのんで割愛。

さて、ついに”麦わらの一味”は邪悪な能力者をぶっ飛ばし、
その象徴として、伝説の「黄金の鐘」を鳴り響かせる。
それは空島の悪夢の終焉を告げるとともに、
長年続いた抗争の終結を宣言し、
伝説の黄金郷の存在を地上に報告するものであった。

この鐘の音を聞いたモンブラン・クリケットが、
祖先の汚名を濯ぎ、約束を果たした”麦わらの一味”に感謝し、
部下にこれまでの協力を感謝し黄金探索中止を言い渡す。

部下はそれにショックを受けるが、
すかさずモンブラン・クリケットが口を開いたのが、
初めの言葉なのだ。

それを聞いて大喜びし、あらためて忠誠を誓う部下。
自分がとても好きな場面なのである。

以上お付き合いありがとうございました。

さて、これだけの大作をどう表現したものか。

作者が言うにはまだ3分の1しか描いてないそうだが、
それにしても多様で精緻なキャラクター設計や
ストーリーメイキングの巧みさは
過去の書籍、テレビ、映画、ゲームを咀嚼した上で
それらを超えるものに昇華させており、
日本を代表するコアな作品であるのは間違いない。

子どもたちは個々のキャラクターや闘いに
胸を躍らせるだろうし、
青少年はそれぞれ十数巻に渡るストーリーに
壮大なイマジネーションを喚起されるだろうし、
さらに大人は大人で
作品全体を俯瞰し、その底流にある
正義と悪、現実と理想、そして真に持つべき矜持を
それぞれの人生に重ね合わせて思いを致すことだろう。

世にファンは沢山いてこれ以上蛇足を加えてもあれなので
この辺にて終わりたい。

ちなみに、自分の好きなキャラクターは「サンジ」で、
目下のマイブームはブルックのスカルジョークである。

それにしても・・・

今の世には「ロマン」があまりにもなさ過ぎる。
それもこれも壮大なストーリーテラーが
要所要所にいなくなっている、あるいは
排除されているためなのだろうか。

政治だってある意味「ロマン」であるべきなのだが、
登場人物があまりに卑小で姑息で大根過ぎる。

・・・いや、やっぱりここではそんな野暮話はやめておこう。





テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ
気持玉数 : 3
面白い 面白い
ナイス

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(0件)

内 容 ニックネーム/日時

コメントする help

ニックネーム
本 文
もっとロマンを。 〜 今更ながらの「ONE PIECE」讃 言の葉ブログ(名言ブログ)/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる