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zoom RSS 石橋を叩いて壊すな

<<   作成日時 : 2011/06/19 08:27   >>

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新しいことをやろうと決心する前に、
こまごまと調査すればするほど、
やめておいた方がいいという結果が出る。


登山家・化学者・第一次南極越冬隊隊長だった
西堀栄三郎の言葉。

日本総萎縮時代。

内需も人口も天井を打って
景気が低位安定になっているところに
この震災と原発事故が重なって
ますます我々は萎縮してしまっている。

足を一歩踏み出すことさえ
躊躇してしまう。

被災民の不幸の現実から目を背けて
政争に明け暮れる国はもとより、
その国の言いなりになっていれば済んだ
地方自治体も手をこまねいているだけ。

かつては政界へのご意見番だった
経団連も連合ももはや老いて、
時代遅れの繰り言をつぶやく化石と
化している。

頼みの民間企業はといえば・・・

長い不況下での節約癖が抜けず、
海外進出も新事業開拓も中途半端なまま
ずるずると売上も利益も失っている。

非正規社員は職場を追われ
一方正規社員はと言えば
給料と賞与を減らされながらもしがみつき
皆で我慢大会とは相成っている。

新しいことをやろうとしても
「精査しようじゃないか」と先送りされ、
あっちこっちから調べていじっているうちに
いつしか時を逸してしまい
「今回は見送ろう」ということになる。

最近よく言われる言葉。
「精査」とは一体なんなのか?

「細かい点まで詳しく調べること」と
辞書にはある。

実際の使われ方で言ってしまえば、
「重箱の隅を突ついて問題点を見つけ出す」
ということだろう。

はなから否定論なのだ。
現状維持のための言い訳でしかない。

でも、考えてみよう。

安藤百福がチキンラーメンをつくるのに
事前に「精査」したか?

松下幸之助が二股ソケットをつくるのに
事前に「精査」したか?

西堀栄三郎が初めて南極で越冬するのに
事前に「精査」したか?

精査したら全て実現しなかっただろう。

必要なのは「精査」ではなくて「決心」だ。
否定ではなくてゴーサインだ。

なんでも「精査」したがる、
慎重な臆病者に付き合っている場合か。

辛い就活を経て就職した若者の考え方が
急速に保守化しているそうだが、
それこそ「精査」族の思うつぼだ。

「決心」をする癖を若いうちにつけないと
一生、石橋さえ渡れない人間になるぞ。

浦島太郎になってしまう前に
早く気付かないと。



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