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zoom RSS 「心を忘れた科学」の末路

<<   作成日時 : 2011/07/08 15:03   >>

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心を忘れた科学には
幸せ求める夢がない

心を忘れた科学には
地獄の夢しか生まれない


手塚治虫原作の1970年代のアニメ
ミクロイドS」の主題歌より。
作詞は阿久悠氏である。

1960年代生まれの方は
懐かしく思い出されるだろう。

アニメのあらすじとしては、
科学により異常進化した蟻ギドロンが
改造昆虫により人類支配を目論むのを、
かつて改造され、脱走した3人(3匹?)が
人類の救世主になるというストーリーだ。



今度の福島原発事故や、”もんじゅ”の事故、
それらを生んだ様々な環境を思う内に
この歌の先の言葉を突然思い出した。

いや、原発事故だけではない。

現在、我々が直面している問題において
「科学」というものが
大事なものを置いてきぼりにしたまま
一人歩きしている危うさを感じることが
多くなってきていると思うのである。

「大事なもの」とは何か。

それは科学と、人間を含む生物を
どこかで繋げているはずの糸が
ピンと張って切れかかっている
危うさである。

欲望による暴走を制御する
知性・知力の欠乏と
言っていいかもしれない。

原子力というのは最たるものだ。
量子力学や核物理学の発展による
広島・長崎への原爆投下を経て
その破壊力を思い知ったにも関わらず
核兵器競争に明け暮れた国々。
平和利用という看板をつけたとしても、
核兵器への欲望を
本当に断ち切っていたのかは疑問である。

長寿命化医療やIPS細胞技術だってそうだ。
これらの先端技術が
貧富による寿命の格差を誘発し、
それが永続的で圧倒的な
社会的優劣固定世界を創るかもしれないだろう。

純粋無垢な科学発展への想いが
やがて社会を世界を破滅させる怪物に
ならないと誰が言えようか。

こんな話がある。

「火薬」は14世紀に発見されたと言われるが、
実はずっと前から
世界の各所で発見されていたという。
しかし、時の権力者が
危険な殺人技術として封印したために
技術が世界中には拡がらなかったというのだ。

かつては、暴走する自らの欲望を
抑制しようとする知恵が
人類には備わっていたのかもしれない。

そんな欲望への「箍(たが)」が
今も我々にあるかどうかが見えないことが
とめどなく自信が持てず不安なのだ。

・・・もちろん
自分も技術者の端くれとして
科学の発展に否定的な気持ちは持っていない。

ただ、行き過ぎたものを止めるための
世界的視野での判断力というものを
同時に発展・進化させてゆく必要性は
ますます強く感じているのである。

科学の末路を
「地獄の夢しか生まれない」ものには
絶対しないための努力を
怠ってはいけないと思うのだ。





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