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zoom RSS 「文化だから守らなければならない農業」なら日常生活と分離してくれ

<<   作成日時 : 2011/11/06 11:40   >>

なるほど(納得、参考になった、ヘー) ブログ気持玉 2 / トラックバック 0 / コメント 1

力を伴わない文化は、
明日にも死滅する文化となるであろう。


イギリスの政治家、
ウィンストン・チャーチルの言葉。

TPP交渉参加論議が佳境を迎えている。

賛成論者、反対論者いずれも平行線で、
結局は首相判断に委ねられそうだ。

それにしてもこういった議論で
いつも引っ掛かるのが「農業の特殊性」だ。

日本は、農業だけが市場原理から
乖離して論議されているように思える。

いわく、
「日本の誇るべき伝統文化」
「先祖の努力の賜物」
「ふるさとの原風景」。

里山のくらしや棚田の美しさが
日本の素晴らしさとして紹介される。

農耕機器の借金問題や農薬問題、
価格保持のための多額の補助金は
触れてはいけないことらしい。
僻地の暮らしを成り立たせるための
高コストにも目をつぶっている。

化けの皮はとっくに剥がれ落ちているのに、
相変わらず「農業は文化」の呪文は
治まる気配がない。

もし、TPPに入ったからといって
即刻つぶれてしまうようなものは、
文化でもなんでもなく
斜陽産業であるに過ぎないのではないか。

規模が小さいから、後継者がいないから、
収入が安定しないから、守らねばならない。

しかし、
そんな産業をマクロに保護するのは
もう限界があるのではないか。

引き合いに出して申し訳ないが、
歌舞伎や文楽や雅楽などについては
日本文化として保護されていることには
別段は違和感はない。

それは、
一生に一度見るか見ないかという、
日常生活からかけ離れた所にあるからだ。

いわゆる国家の床の間に飾ってあるような
「絶滅危惧種」的な扱いだから目にもつかない。

だが、実生活に関わるものであれば話は別だろう。

「農業文化論」を続けたいのならば、
そういう全く食えないけど残すべき「伝統的農業」と
国民の生活を支える「経済的農業」を分離して、
前者だけ後生大事に保護してやって欲しいと思う。
後者は、市場原理で競争する農業であっていい。

10kg 5000円の国内ブランド米を
食べたい人はどうぞ食べればいい。
だが、その代わりに
10kg 700円の外国産ジャポニカ米を
食べられる選択肢も与えられて然るべきだ。

農薬の危険性だのと言ったって、
有機栽培と謳われないものは農薬まみれということだ。
しかも、国内米は放射能という毒が拡散し始めている。
きれいな農作物なんてもう殆どないじゃないか。

過去の原理で現在の道理を引っ込めようとしても、
「今を生きる」世代は誰一人納得させられない。

「文化だから守らなければならない農業」なら
お願いだから、日常生活と分離してくれ。

骨董趣味にいつまでも付き合わせないで欲しい。
趣味ならミクロに限られた場所と人間でどうぞ。



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時代に取り残されるのではないかという憂いが常に社会に漂っている。
英米人の政治哲学に基づいて次々と繰り出されてくる条約締結の提案には、ただたじろぐばかりである。
自分たちには、哲学がない。理想もなければ、それに向かって踏み出す力もない。
筋道を明らかにされることのない指導者からの励みの要請に民は閉塞感を持っている。玉砕戦法のようなものか。
だから、我々は耐え難きを耐え、忍び難きを忍ぶ必要に迫られることになる。

http://www11.ocn.ne.jp/~noga1213/
http://page.cafe.ocn.ne.jp/profile/terasima/diary/200812
noga
2011/11/06 13:21

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