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zoom RSS 正義を行う覚悟(やなせたかし氏を悼む)

<<   作成日時 : 2013/10/16 11:17   >>

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自分はまったく傷つかないままで
正義を行うことは非常に難しい。
正義を行う人は
自分が傷つくことも
覚悟しなくてはいけない。


漫画家のやなせたかし氏の言葉。
惜しくも10月13日この世を去られた。

「アンパンマン」や「やさしいライオン」。
そういう記号がなくても
一人の人間として素晴らしい人生を
送られた方だと思う。

日中戦争に出征し、その時に
相手国への"プロパガンダ"に従事して
「正義」への疑問が生じたという。

正義とはでっち上げられるものであり、
都合によって善にも悪にもしてしまう。

一方、敵との直接戦闘には関わらなかったが
空腹を痛いほど味わったことで、
食べることの有り難みをつくづく感じたという。

そういった中でやなせ氏が出した結論。

「究極の正義とはひもじいものに
 食べ物を与えることである」


この辺は
アンパンマン誕生のきっかけのエピソードなので
ご存じの方も多いだろう。

アンパンマンは敵をとことんやっつけることはなく、
お腹が空いている者には自分を食べさせる。

彼の哲学がそのままキャラクターになり、
今も子どもたちに愛され続けている。

ありふれている「正義」は相対的なものであり、
「正義」の戦う相手は常に「違う正義」だ。

その中で生きるために必要な食べ物を差し出す。
そのために自分の身を犠牲にしても差し出す。
これを「絶対的な正義」であるという。

もちろん、"人間が食べること"を前提としている限り
これも相対的な側面があることは避けられない。
しかしそれでも、
「一部の人が食べるための正義」よりは
重みがあると思う。

そういえば、他の方の作品だが、
ウルトラセブンもレインボーマンも
正義の味方ながら自らの矛盾を自問して
思い悩んでいたことを思い出す。

「正義への懐疑」
そして
「正義を行う覚悟」
をこれらの作品は
我々に訴えていたのかもしれない。
いや、きっとそうだろう。

戦争時ではなくても
怪しげな正義がまかり通ることはままある。
それを常に疑い続けること、そして
時にはそれに逆らった正義をかざして
闘うことも必要になるかもしれないこと。

ただ、その時に自分も無傷ではいられないこと。
その覚悟があるかどうか、だ。

やなせたかしさんの遺志を
心に刻みつけておきたい。

安らかに眠ってください。
ありがとうございました。


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