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zoom RSS 自分が何を食べているかがわからない時代

<<   作成日時 : 2013/11/13 12:27   >>

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君がどんなものを食べているかを
言って見給え。
君がどんな人間であるかを
言ってみせよう。


フランスの法律家、政治家である、
ジャン・アンテルム・ブリア=サヴァランの言葉。
著書『美味礼讃』(<味覚の生理学>)で有名。

関西のホテルのレストランから始まった
『誤表示』問題。

「『偽装』ではなく『誤表示』です。」

は、流行語大賞に滑りこみそうな勢いだ。

個々の食材がどうのこうのというのは
マスコミで散々やられているので、
それは触れない。もう食傷した。

ただ・・・
社会の分業が進み過ぎたことで、
今自分が一体何を食べているのかが
わからない時代であることを思う。

自分で畑を耕したこともなく
種を撒いて育て収穫したこともない。
そもそもそれぞれの野菜や果物が
どう生(な)っているかも知らない。

網を引いて魚を捕ったこともなく、
牛も豚も実物を見たことがなく、
鶏さえシメたことはない。

かつては自分の家や近所で
何かしら経験できたことが、
今はわざわざ研修やイベントでしか
見ることも触ることも出来ない。

生鮮食品をスーパーで買っているといっても
それは既に何らかの加工がされているものだ。

泥の付いていない野菜はなく、
形が一定している果物もない。
最初から捌いてある魚もいない。

どこからどうやって来ているのかが
本当にわからない。

"トレーサビリティ"といっても、
今ひとつ実感が湧いてこないのではないか。
知らないところで知らない人が
知らないことをしたことだけはわかるが。

自分が何を食べているか、食べさせられているか。

まるでわからない時代になってしまった。

だが、疑いだしたらキリがない。
自給自足なんて夢物語を語っても詮無いこと。
便利さと引き換えにしてつくりだした状況なのだから。

そんな中で、
食の羅針盤をミシュランの星やブランドやガイド本、
そして食の関係者のモラルに頼ってしまうのは、
どこかに客観的に評価している者がいると
信じたい心理があるからだろう。

だからと言って、
「食材の違いが今までわからなかった消費者も問題だ」
などという言い方には断然抗議する。

そんな分かった風なことをいう輩がいるから
詐欺師が跡を絶たないのだ。


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