言の葉ブログ(名言ブログ)

アクセスカウンタ

zoom RSS 大きな問いを残した人

<<   作成日時 : 2006/09/22 10:48   >>

ブログ気持玉 0 / トラックバック 0 / コメント 4

賃金を得るだけが社会人ではない
不正を不正と指摘できるのが社会人だ


今年9月20日に60歳で定年を迎えた
元トナミ運輸社員 串岡弘昭氏の言葉。
内部告発の串岡さん あす定年退職
内部告発で30年間干された串岡さん退職

運輸業界の闇カルテルを29歳で内部告発した後、
定年まで閑職にとどまりながら信念を貫いた、という。

ここ数日、氏のことが頭から離れない。

様々なブログでも取り上げられ、
会社や串岡氏やその家族について
コメントされているようだ。

しかし小生は、
彼ら以外の、
周りにいた大多数の、
自分と同じような人間のことを思う。

彼らはどう思いながら、氏に接してきたのだろう。

『串岡さんは普段と同じ午後5時半に退社。
 職場の外で待っていた支援者に
 「お疲れさまでした」と迎えられ、花束を手渡された。』
『経営陣からは何の言葉もなかったが、
 若い社員からは拍手で見送られた』

「花束」や「拍手」で意を伝えられる程度の
年月や境遇ではないであろうが、
もし自分であったら、他に何が出来ようか・・・

目の前で公然と起こっている、
決して正しいとは思えないが、
目をつぶっていれば
そのまま過ごしてしまうような
会社、従業員の一関係。
「教育研修所」という日常は意識もしない職場。

自分には起こりえない特異的な事件?

どちらかが先に折れれば軽く済んだ話?

そうかもしれない。

けれども、
「社会人」という言葉を今一度考えてみれば、
果たして
自分はその定義に当てはまっているだろうか。
せいぜい、単なる「会社人」なだけではないのか。

「社会」のことに思いを致していない自分が、
おこがましくも「社会人」などと言えるのか?

妻は私の給料が少ないことに一言も文句を言わず
『ありがとう』と言い続けてくれた。


不正に立ち向かう全国の人々を勇気づけたとの自負もある。
会社で疎んじられた分、地域のボランテイア活動にもいそしんだ。


氏の心をいたわるものも
少なからずあったのは救いだ。

小生は小生として
一つの言葉を捧げたい。

あなたの最大の功績とは、
会社について、社会について、
そして何より
我々自身について
「何を大事にして生きているのか」という
大きな問いを残してくれたことです。

どうもありがとうございました。


「良心ある企業」の見わけ方 ~向社会性という新しい企業価値~
「良心ある企業」の見わけ方 ~向社会性という新しい企業価値~ (宝島社新書)

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(4件)

内 容 ニックネーム/日時
「賃金を得るだけが社会人ではない」というこの言葉には勇気づけられました。私は現在月3万のパート暮らしですが、自分の生き方や社会のあり方についてはいつもいつも考え続けているつもりです。
endoyさんの言葉にはいつも勇気づけられます。有難うございます。
http://magnoria.at.webry.info/
magnoria
2006/09/22 18:23
magnoriaさま。コメントありがとうございます。貴ブログにもお邪魔させていただきました。今後もご贔屓に。
言の葉ブログ
2006/09/22 22:02
おはようございます。不正を不正と指摘するのは正しいことだとは思うのですが、実際はなかなか出来ないことですよね。勤めている会社ならなおさらです。
そういうことが言える環境を是非作ってほしいものです。

以前に一度お邪魔してもう一度来たいと思っていたのですが、探しかたが分かりませんでした。もう分かりましたので、またお邪魔させていただきます。
KAZUYA
2006/09/24 12:02
KAZUYAさま。公益通報者保護法が施行されたのですが、まだあまり周知されていないようです。自浄作用のない組織がどういう末路を辿るかは、ずいぶんと前例があるはずなのですが。

小生の目立たないブログのせいで、ご苦労されたご様子。申し訳なし。今後もよろしくお願いします。
言の葉ブログ
2006/09/25 07:04

コメントする help

ニックネーム
本 文
大きな問いを残した人 言の葉ブログ(名言ブログ)/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる