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zoom RSS 全身で感じる「音」

<<   作成日時 : 2007/04/30 09:01   >>

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私たち聾者は
手話で考え手話で夢を見るのです。
日本語ではおきかえられない
手話でしか表現できないことだって
あるのです。
同様に
聾の音楽言語があっても
不思議ではないでしょう。

「聞こえる人」と同じ様に
音楽をできるようになっても
しょうがないのです。
そういうものを乗り越えた
聾者の音楽があるはずです・・・


さそうあきら作、「神童」より。

年々涙腺が緩みやすくなってきているが、
この漫画には泣かされた。

音楽、特にクラシックが好きな自分にとって、
昨年来マイブームである、
「のだめカンタービレ」の
比較的外部志向、楽曲志向なものとは違う。
「神童」は
内部志向、音響志向という感じなのである。

読んでいく内に、
心臓の鼓動や脈拍、周りの鳥の声、葉ずれの音・・・
今まで意識していなかった音に
敏感になっていくようだ。
あらためて音に包まれて生きているのを感じる。

前置きが長くなったが、先の言葉は、
「神童」のピアニスト 成瀬うた が
病のために聴覚を失った失意から
立ち上がるきっかけになる
聾者であるダンサーの言葉(もちろん筆談である)だ。

あのベートーヴェンも
晩年は聴覚をほとんど失っている。
(その後で、あの「第九」を作曲したのだ!!)
彼が感じ、つくった本当の「音楽」とは
一体どんな「音」で鳴っていたのだろうか。

ヒントはある。

小生は年に一回は
実際にクラシックの演奏会に足を運ぶ。
そこで聴く音楽は
家でCDを聴くものとは確かに異なる。

目の前で楽器が奏でられる同じ空気の中に
身を置いて感じる「音」。
耳だけでなく皮膚で、内臓で、脳で、
体のどこかで共鳴し共振している感覚・・・
そこに没入して愉しんでいる自分がいる。

きっと
そういった感覚をさらに研ぎ澄ましたものなのだろう。

ところで、
「神童」は映画化されて
この春公開されているそうだ。

しかし今は、
この漫画だけにしばらく浸っていたいと思う。

音楽好きだけでなく、全ての人に。
たまには喧噪から逃れて
「神童」のページを繰ってみてはいかが。


神童 (1)
神童 (1) (Action comics)

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コメント(3件)

内 容 ニックネーム/日時
「のだめカンタービレ」は私の子供(吹奏楽部)が夢中でした。
>のどこかで共鳴し共振している感覚・・で思い出しました。
私の母親は戦前の女子高時代、晩年のヘレンケラーの前で和楽器の演奏をしています。手のひらをステージに向け(空気の振動で?)聞き入っていたらしいのです。それから『日本の音楽は世界に類の無い美しさがあります』とのメッセージを残したと聞きました。
又三郎
2007/05/01 15:01
又三郎さん、お母様の素晴らしいエピソードをお持ちだったのですね。小生などは、「耳だけで聞き」「目だけで見る」ということを、当たり前のように思い込んでしまっていることを今更ながら自覚させられました。まだまだ凄いポテンシャルを持っていること(もし持っていれば、ですが)に気づく時がいつか来るのでしょうか・・・
言の葉ブログ
2007/05/01 15:11
(間違いです)ヘレン・ケラーは当時まだ晩年ではなかったようです。
又三郎
2007/05/01 15:13

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