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zoom RSS 鉄杵(てっしょ)を磨け 〜あらためて羽生善治氏から学んだこと

<<   作成日時 : 2008/02/27 13:42   >>

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鉄杵を磨く
(てっしょをみがく)


鉄杵(てっしょ)とは、鉄で出来た杵(きね)のこと。

鉄のきねを磨きへらして細い針にすることから、
根気よく一つの仕事に励むことのたとえ。

中国の「詩仙」とまでいわれた詩人、
李白の故事から生まれた言葉である。

李白がまだ少年のときの話。
山にこもって学問に打ち込むも壁にぶつかり、
まだ成就もしてないのに投げ出して帰ろうとした。
その途中で一人の老婆が鉄のきねを磨いているのに出遭う。
李白が何をしているのかと尋ねると、
老婆は「針がないので、これを磨いて針にするのだ」と言った。
「そんな大きなものを針に出来るはずがない」と李白は笑う。
老婆は言った。
「やってもいないのになぜ出来ないといえるのか。
 一所懸命やって出来ないことなどあるものか」と。
李白はその言葉にいたく感じ、
山に引き返して改めて学問に励んだという。

昨夜、NHKテレビの「プロフェッショナル仕事の流儀」を見た。
棋士 羽生善治氏の回のアンコール放送だという。
NHKの番組サイト

・・・引き込まれた。久しぶりに感動した。

20代にして頂点を極めた羽生氏だが、
今、まだ30代半ばながら、衰えを感じ、
この先何を求めていくべきかを思い悩んでいた。

その時、老いてなお将棋会館に通い、
ひたすら将棋盤に向かっている先輩棋士たちを見て、
自らのこれから進むべき道を悟るのだった。

氏は、「才能とは情熱や努力を継続できる力」と言い切る。

「毎日1時間同じことを40年間続けることができますか?
 それが出来る人が天才だと思います」と。

将棋に常に接し己を磨く。
それを毎日毎年続けていくことによって
勝ち負けを超えた己の将棋道を見つけようとする羽生氏。

それは鉄杵を磨いて針にするよりも
遙かに困難なことかもしれない。
しかし、それをしようとする氏の覚悟を知り、
番組が終わったとき、
私は感慨を胸にテレビを消した。

「また将棋を指してみようか」という
ミーハー心ももちろん芽生えたが、
それよりも。

自分が磨くべき鉄杵を
ないがしろにしてはいないかという
自省の想いだったのである。


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透明な心
NHKでプロフェッショナルという番組に羽生義治が再放送で登場した。 ...続きを見る
よく考えよう
2008/03/04 18:19

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コメント(4件)

内 容 ニックネーム/日時
奇しくも、私も同じ番組を見て感動しておりました。勝利間近で彼の手が震えてくるところも・・。当分指していませんが血が騒ぎました。今度ネット対局でもいかがでしょう?(笑
又三郎
2008/02/28 21:02
又三郎さん、いいですねぇ。
実は、これを機会に将棋盤と駒を衝動買いしてしまいました!(実は昔の引越のときに処分してしまったので)
暫し駒の感触と音の感じを楽しんでみたいと思います。詰め将棋でちょっと感覚を戻してみます。そしたら、是非一局お手合わせいたしましょう。
言の葉ブログ
2008/02/28 22:19
歳時記などのコメント付けながら一手づつ・・などもやってみたいものです。
又、気持ちが整いましたらお知らせいたします
又三郎
2008/02/29 08:37
駒の感触堪りません。
Hbar
2008/05/30 08:43

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