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zoom RSS 増長する組織の暴走を止めよ

<<   作成日時 : 2008/03/05 22:21   >>

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象箸玉杯
(ぞうちょぎょくはい)


中国の最古の王朝と言われる、
殷の時代の故事成語。

かの「酒池肉林」で有名な殷の紂王が、
ある時、象牙で箸をつくらせようとした。
その時、紂王の一族の俊英である箕子(きし)は震え上がった。
象牙の箸で食事をするようになれば、
そのうち欲望は増長して食器までも贅沢になり、
最終的には玉(ぎょく)で作った食器を使うだろうと。

すなわち、
わずかな食事用具の変化が、
莫大な浪費と国家の破滅につながると
箕子は考えたのだ。

厚労省、国交省から発覚している「無駄遣い」。
それは、きっと全ての省庁にまたがる
この国の病であろう。

決められた予算を使い尽くすことで、
次年度から認められる予算の追加。

それがいつの間にか、
上の者の評価指標になってしまった。

一般家庭であれば、
余ったお金は貯金して
来たるべき危機に備えるであろう。
ごくごく当たり前のことだ。

しかし、
一度ずれだした組織の常識は
それを許容できない。
而して、
内向きの、組織ありきの論理で
全ての意思決定がなされてゆくのだ。

必要か必要でないかわからない名目の金が
次から次へと消えてゆく。

必要性に疑問があるような箱物、
カラオケセット、アロマテラピー器具・・・
個人の感覚では恐らく許容しないような無駄金が
組織という、わけのわからない主体の考えで
消えていった。

最初は、ちょっとした判断の揺れだったかもしれない。
しかし、それが時間を追うにつれ、
組織の既成常識として積み上げられていった。

象牙の箸は玉になり、
短い道はやがて高速道路に、そして新幹線に変化する。

それを見逃した国民を責めるのは容易(たやす)いかもしない。
しかし、それを抑制するはずの
賢いはずの官僚の責任は、一体どこでとられているのだろう。

増長する組織の暴走を止めよ。
その組織の中でますます薄められてゆく、
本来責任をとるべき人たちこそ責めよ。

今でもわずかに残っている、
国や自治体への信頼の綱が切れてしまうかもしれない危機。

一体どれだけの人が意識しているのだろう・・・


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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
搾取のシステムを民衆が見えないところで構築してきた責任は重大です。真の変化が訪れるか、この数年が山でしょうけれど、その前にこちらが倒れそうです。(汗
又三郎
2008/03/09 09:55
そんな矢先、インフルエンザで倒れてしまった小生でした。英のエコノミスト誌も日本にダメ出しの記事を書いたそうです(「JAPAiN」)。舞台上で騒いでいるピエロ達がまだその視線に気づかないのかわざと無視しているのか・・・メタボ国家は崩壊寸前なのですが。
言の葉ブログ
2008/03/11 09:09

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