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zoom RSS ダメな日本、スゴい日本 〜 ノーベル化学賞受賞に寄せて

<<   作成日時 : 2010/10/08 19:16   >>

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日本は
すごく居心地がいい社会なんでしょうけれど、
若者よ、海外に出よ、と言いたい。
たとえ海外で成功しなくとも、
一定期間、日本を外側からみるという体験は、
何にもまして重要なはず。


2010年のノーベル化学賞を受賞した、
パデュー大学特別教授の
根岸英一氏の言葉。

ノーベル化学賞の3名のうち2名が日本人。

久しぶりに
日本人に自信と希望を与えた
国際的ニュースだったのではないか。

有機合成化学における
クロスカップリング反応での功績。
鈴木(・宮浦)カップリング
根岸カップリング
という人名反応として既に知られているものだ。

根岸氏と共に、
北海道大学名誉教授の鈴木章氏にも
大きな拍手と感謝の気持ちを贈りたい。

功績に関しては、あまた解説されているので、
ここでは根岸氏の経歴に触れたいと思う。

根岸氏は、今から44年前に
日本の研究界の閉鎖性を憂い、
アメリカの地へ研究の場を移した。

いわゆる”頭脳流出”の先駆けだったのだ。

東京大学工学部から帝人株式会社へ。
そして
ペンシルバニア大へ留学して博士号取得。

しかし帰国した根岸氏を待っていたのは・・・

いざ博士号を取得して日本に帰ってみると、
日本には
私を受け入れる余地はまったくなかった。


という現実だったのだ。
そして氏はアメリカへ足場を移した・・・

だが、
それから半世紀ほど経って、
日本の研究界はどれだけ変わったといえるのか。

冒頭の氏の言葉は、
日本の大学や学界に
何よりも痛烈に効いたパンチだったに違いない。

そして
今更未練がましく”頭脳流出”を食い止めようとする
古い頭の政府や産業界にも
皮相的に響いたであろう。

きっと幾人もの若者の背中を押してくれただろう。

私も根岸氏のおっしゃる通りだと思う。
現実的にも
研究者として自立したければ、
海外で名を成すことが一番なのだ。残念ながら。

もう一つは、”いい話”。

根岸氏も鈴木氏も、
発見した反応の特許を取得していなかった。
それも”意識的”に。

特許を取得しなければ、
我々の成果を誰でも気軽に使えるからと考え、
半ば意識的にした。


こちらの言葉は
何でも特許にして私有化しようとする欧米人に
ガツンと響いたのではないだろうか。

”日本の科学者には、
 自分の技術を皆に役立てて欲しいという
 「無欲な善意」があるんだよ”

そういうエールを
根岸氏は日本人に送りたかったのだと
思うのだ。

とにもかくにも
自分も久方ぶりに
晴れ晴れとした気分になった。

根岸先生、鈴木先生
おめでとうございました。

そして
ありがとうございました。



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