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zoom RSS 「ある意味」でぼやける国の未来

<<   作成日時 : 2011/01/29 20:01   >>

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決断力に欠ける人々が、
いかにまじめに協議しようとも、
そこから出てくる結論は、
常に曖昧で、それ故
常に役立たないものである。
又、優柔不断さに劣らず、
長時間の討議の末の遅すぎる結論も、
同じく有害であることに変わりない。


イタリアの政治思想家、
ニッコロ・マキャヴェッリの言葉。

菅直人総理大臣の発言の中には
耳につく不快な言葉が
頻繁に登場する。

それは「ある意味」という言葉。

こういう”ボカシ”表現、例えば
「っていうか」「微妙に」「みたいな」という言葉は
当世の若者のいい加減さを表すものとして
これまで揶揄されてきた。

ところが、今や国民の代表者たる代議士の、
そのまた頂点である総理大臣が多用している。

本人は意図してそう言ってない、と
おっしゃるかもしれないが、
首相としての言葉の一言一言が
どれだけ重いのか、わかっているのだろうか。

曖昧な表現は、逃げの言葉だ。
弱者が使う分には同情の余地もあるが、
権力者が使うなら、
それは”卑怯”と言われてもしょうがないだろう。

それにしても首相に限らず、今の与党は
”逃げ”と”躊躇”と”逡巡”が目に余る。

あの政権交代を果たした選挙のマニフェストも
党内で議論がまとまらず、さっぱり進まない。

ある政策が決まっても、さあ実行という時に
議論が百出して一時停止してしまう。

アクセルを踏む者、ブレーキを踏む者、
ハンドルを切る者、ウィンカーを勝手に出す者。

それもそのはず、
聞けば、未だに民主党には”綱領”が
存在しないというではないか。

つまり、
政策や基本方針がない政党ということだ。

おおかた、
「与党」という行き先のバスがあったから、
ただ慌てて乗っただけなのだろう。
お互いに何を考えているのかも
知らないうちに与党になっていた。

ただでさえ、動きの速い世界や、
長年にわたる経済停滞で
鬱憤の溜まった国内情勢に
これでは対処できるはずがない。

だが、それでも一度掴んだ”与党”に
一日でも長く居座りたい。

そういう想いが凝縮されているのが、
「ある意味」を多用する首相を
担ぎ上げるしかないという現状なのだろう。

絶対実現したい政策が
党としてあるわけではないので、
”何でもあり”なのだが、
それでは流石に何も決められない。

だから米国依存、官僚依存に戻って
彼らの言う通りに行うことにしたのだろう。

いざという時には、アメリカのせい、
役人のせいに出来るのだから。

それにしても、これだけわかりやすく
自らの欠点をさらけ出す政権も珍しい。

外国も最初こそ様子を窺っていたが、
裸の王様であることを見破った今は、
やり放題言い放題になっている。

この国の未来はますますぼやけて
「ある意味」という言葉の向こうに煙っている。

奇しくも今年は、岡本太郎の生誕100年。
あのビビッドで原色の鮮やかな主張が
限りなく懐かしく思える。

政治家の言葉が国民に力を与え
社会が華やぐ時代は
もう二度とやって来ないのだろうか。



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