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zoom RSS 時間を持ちだした人間の因果応報

<<   作成日時 : 2012/10/25 12:11   >>

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時間は大きな時計に入れて
家の柱にかけておくのが一番いい。
腕時計に入れて外に持ち出そうなんて
とんでもない考えだ


これは寺山修司の映画、
田園に死す』にある言葉。
腕時計を欲しがる息子へ
母がなじり投げつける言葉だ。

機械時計によって
自然から時間を切り取った人間は、
さらに腕時計で
個人が時間を持ち歩くようになった。

澁澤龍彦が、
機械時計の発明は
グーテンベルクの印刷技術以上に
人類文明を変えたものだ、と書いたが、
全くその通りだろう。

時計の精度は今や
十万年に一秒狂うか狂わないか、
というところまで磨かれて、
自らつくった時計に
人間は縛られ追いかけられるようになった。

そしてついに時計は携帯電話に入り込んで
我々の毎日をコントロールするまでになった。

今や時計によって
機械的に動きまわされて疲れ果てている我々。
我々の手足は
時計の針に繋がれているようなものだ。

時間から自由になろうと思って
わざわざ持ちだした時間に呪われている。
過去と現在と未来に切り分けたために
自分の居場所が狭まり窮屈になるのはナゼ?

さらにヒト同士も拍車をかけ合っている。

忙しい人はさらに忙しくなる悲劇は
触れるまでもあるまい。
時間が空いても
他の人がせっせと仕事を詰めてくる。
時間の奪い合いというよりは
押し付け合っている世の中である。

今さら時計を発明した人を恨もうとしても、
発明者が誰かは定かではないらしい。
だとすれば、神か悪魔の仕業か、
はたまた異星人の計略かとも思いたくなる。

もうノンビリ日時計や水時計で
いい加減な予定の中で
日々を過ごした時代には二度と戻れない。

さて、「そろそろやめたら」と
時計がせかすので手を止めようか・・・


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